クラウドについて雑話

Publish date: Feb 10, 2020

k8sについて学んでいると
インフラ基盤を支えるOSSとして魅力を感じると同時に
ひとつのクラウドに依存してしまうと、それに癒着して
k8sの魅力のひとつである身軽さが損なわれるのでは
と考えてしまうの。

例えばキャンペーンサイトや成長段階のシステムなどは
初期投資などのコスト面を考えても、パブリッククラウドが適していると思えるし
反対に大規模で安定したシステムになればなるほど
クラウドの、スケーラビリティという面で恩恵は小さくなって、ひとつのベンダーに依存するという意味でリスクは大きくなると思える。

サービスの特性や、運用によって
『何も考えずに全てクラウドファースト』
ではなく
なぜクラウドを選ぶのか
オンプレミス上であってもOSSと組み合わせた稼働の方が、可搬性に優れたサービス構築ができるのではないか
など、そのサービスについて視野を広くインフラ設計できるようになりたい。

まだまだ技術的にも未熟なので、これからもっと学びたいことが沢山あるの。

パブリッククラウドのフルマネジメントサービスで便利になる一方で
独自仕様が増えて依存度の高まりを感じると
(使う側ではなく、作る側でいたい)
と思ってしまう。

巨人の肩に乗りつつ、巨人の中もわかる人になりたいです。
そして巨人に振り回されずに、なるべく根幹的で普遍的な技術力を身につけられるよう心掛けたい。

どちらにせよ趣味鯖で構築して運用する場合、いくらコンテナオーケストレーションツールが魅力的だからと
k8sクラスタを組んで多くの分散システムを構築運用するのは趣味レベルでなかなか現実的ではないと思ってしまう。
k3sでサービスの構築をやってみようかなぁ。

以前までは_トレンドだから_と理由で選んでいたものも
**何故ここまで普及したのか
その特性から、今後は方向性としてどういった運用方法を目指すべきか
**などを、捉えられるようになりたい。