雑記
Publish date: Mar 17, 2020「女性エンジニアは舐められがちだから」
という言葉を聞いたときは
(そうかなぁ)と感じたのだけれども
実際に、対応している仕事の技術レベルで考えても
わたしにとって明らかに基礎的な内容を優しく丁寧に教えられたり
意見が軽んじられているなぁと感じることが続くと
そのぐらいの、可愛げのある技術レベルを求められているのかなぁ
と思ってしまう。
「努力しているだけで認められて、正直ずるいと思う」
と言われたときは、
(あなたは実力もないくせに)と、思われているのか若しくは
自分は努力しているつもりなのに、それが周囲に認められていない
と、感じているのかなぁと考えたけれども
そのときは、ただずるいと思われていたことがショックで
何も言わなかったの。
カフェで作業をしているとき、隣の席で面談をしていた。
「わたしは何もできない。技術力がない。技術に対する興味もないから成長もできない。先日も『バックアップファイルをとっておいて』と言われて、何のことかさっぱりわからなかった。コピーコマンドなんて知らなかったから、仕事そのものができない」
と、面談相手に話していて
まったくの他人事なのに、ノイズのように会話内容が流れ込んできて辛かった。
かなりの大規模なIT企業が入っているビルのカフェだったため
彼女はそこで働く技術者なのだろうけれど
「コピーコマンドなんて知らないから仕事できません」
という発言が衝撃だったうえに、それでもそういった企業の技術者として働けるのだなぁと感じた。
「もともとPCはさっぱりできない人間だったから」
「周りが助けてくれるから、わたしには人間力があると思う。そういった能力をいかせる場で働きたい」
という言葉をきいて、女性らしいなと感じてしまった自分がいる。
女性だから
これは女性の役割だろう
だとか、そういった意識はおそらくほとんどが無意識で自覚のないような話で
それを言語化すればするほど
(気にし過ぎなのでは)
と、相手は感じるだろうし自分自身もそう思う。
性別関係なく、わたしの発言の仕方や伝え方が未熟で
技術力がないように見られたり、意見が軽んじられたりしているのかもしれない。
ただ悩むだけ無駄で、逃げ場がないと感じる。