Looking back at 2021
Publish date: Dec 26, 2021Tags: life Tech
2021の目標
昨年(2020年)の振り返りです。
A look-back 2020
2021年の目標は「体力づくり」でした。
2021年の半ばから週に2〜3日出社するようになったため、体力はついたかなと思います。
技術系イベント&BLOG
以前は入門だったりハンズオンだったりのイベントに「広く浅く、とにかくたくさん!」という気持ちで参加していたのですが、だんだん専門的な内容を扱うようになるにつれて参加したい技術イベントの種類が減ってきたように感じます。
- Kubernetes Middle Way
ふわっとしていた Kubernetes のネットワークについて、流れを把握することが出来ました。 - Zapier
日常生活での課題を解決したい!→技術選定→設計→実装→試験→新たな課題
一連の流れを一つの BLOG でまとめることができました。
メール送受信の仕組みとプロトコルについて、学ぶモチベーションのきっかけになりました。 - Customize my Terminal
バルタン星人にハマってターミナルに表示させてみました。 - Contribute Anniversary
初めて OSS に PR を出して merge され、晴れて contributor になれました。
2021年で一番うれしかったです。 - Django forms
久しぶりに Django Girls へ参加してきました。
チュートリアルの翻訳作業をもくもくとこなしました。
「何故スタッフとして参加するのか」ということを言語化できたので良かったです。
他には、Netlify 上でホスティングしていた当 BLOG を Vercel▲ に移行したり、Emacs の理解を深めるために Lisp 入門したりしました。
読んだ書籍
ITと数学
データをもとにして予測をたてていく行為を、ノートの上で数式をもちいて行うための本でした。例えば、一年間の月別平均気温のグラフを四次関数で仮定します。そこから、最小二乗法で誤差を小さくしていくために紙に数式を書いて実際に解いていきました。また、パラメータの値を求めるために、偏微分や合成関数だとかの公式を思い出しつつ解いていきました。
わたしにとって数学は現実逃避のための道具でしたが、数学を現実に役立てるために使う初めての経験でした。(本当に悲しいことがあったときは、読書をするより数学に没頭するほうが現実からより離れることができると感じます。)
後述する転職活動が思いのほか難航してつらかったので、この書籍で数式を解きながら現実逃避していました。
転職活動
転職活動、はじめはグダグダでした。
エージェントに登録してみたのですが
「とりあえず練習だと思って、多少興味の方向性が違っても面接を受けてみてください」
というアドバイスの通りに、何社か受けてみました。そして、興味がないので明らかに顔と態度に出てしまい、企業側も
「エージェント経由ということは何社か受けているとは思うのですが、その中で弊社を選んだ理由は何ですか?」
といった内容で質問をしてくるのですが、正直(うーん、何でだろう?)という気持ちで答えるので、まったく的を得ない回答しかできずに相手を困惑させたと思います。
そういった面接を50社近く受けました。だんだんと、面接する企業側に対して失礼だし、申し訳ないという気持ちが大きくなり、また(エージェントの『数を撃てば当たる』の転職方法は、わたしに向かないのでは・・)と、感じ始めたため、一旦エージェントを使わずに転職活動をしてみることにしました。
「本当に転職したい」
と心から思う、IT企業のSRE職に2社応募した結果、2社ともスムーズに内定を貰うことが出来ました。ここから得た教訓は、おそらく自分が思っている以上に、自分の本音が顔と態度にでるということでした。
うそをつくことが苦手で、本音と建前を使い分けることが下手な人間は、常に人様にバレても問題のないような本音で生きたほうが、生きやすいと思います。普段の小さな考えごとでも、人が見ていないような場でも、恥ずかしくない生き方をしたいと思いました。
そして、転職活動をとおして「わたしは何がしたいのか」ということについて、改めてじっくり考えることができました。
引っ越し
家具やインテリアには可能な限りこだわり、理想の部屋を追求しました。部屋は洋服やバッグと違って人に見せるものではありませんが、理想に近づけば近づくほど、自分の内面が満たされていくような充足感があると思いました。その状態を維持するために、毎日少しずつ片付ける努力をするようになり、以前より部屋が清潔になりました。
精神面
2021年は、視界のひらけた年でした。
前半はなかなか視界が晴れず、先が見えない不安のなかを手探りで歩いているような状態でした。自分のやりたいことができていない。でも、具体的に何がしたいのかもわからない。ただただ停滞しているように感じる。環境や、自分以外の何かのせいにしても仕方ない気がする。ただ、自分の何がダメなのかもわからない。。
転職活動が落ち着いてから、有給を消化しつつ、引き続き数学の勉強やステンドグラスの制作をしながら過ごしました。そのさい、一切技術に触れることなく一ヶ月を過ごしました。(唯一したことと言えば、新しい PC に Docker をインストールしたくらい。)
以前は、毎日技術 BLOG を書いていた人間が、一ヶ月間も技術に触れないというのは、不安と焦りで押しつぶされそうになるほどでした。ただ、わたしは視界の晴れないなかを走り続けたことで、伸び切ったゴムのごとく疲れていました。次の職場でまた走り出すためには、いまは体力の温存を優先したほうが良いと感じました。
次の職場の仕事は、順調でした。自分でも驚くほど、働くことを楽しめています。
環境のせいだろうかと思いました。しかし、過去の自分を遠くから眺めていると、はっきりと自分自身の甘えに気づくことができました。「なぜ、渦中にいるとき『自分の何がダメなのか』が、わからなかったのだろうか・・」と思うほど、はっきりと自覚しました。
自分の理想があって、それに向かって何ができるのか。
「やりたいことが出来ていないから、やる気がでない」
ではなく、目の前のやるべきことを全力でやりながら、やりたいことを実現するためにどうしたら良いのかを考えてどんどん行動していく。自分自身の人生に主体性をもって取り組む。そういった意識に欠けていたと気づきました。
そして暗中模索の渦中にいるときには、ただただ「技術的な成長もなく停滞している」と、感じていましたが、実際にはたくさんの大事なことを学ばせて貰っていたと気づくことができました。
当時は明らかにモチベーションが低下していたため、周囲の方々に申し訳なかったと感じます。そして、もし自分自身の課題に気づかず他責思考を続けていたら・・と思うと、明確にはっきりと自分自身の課題に気づけてよかったと思います。
総評
見えていなかったものが、見えるようになった一年だったと思います。「当事者意識」「自責・他責」「課題を解決しようとする精神的腕力」等々、今まで周りの人から言われてきた言葉の意味を、実体験をとおして気づくことができました。
また、OSS への貢献や Django Girls への参加をとおして「自分自身のもつ技術で社会貢献をしていきたい」と、強く意識するようになりました。
2022年の目標
「柔軟」
2022年は、心も身体もしなやかに生きたいと思います。
身心一如ということで、まずは柔軟体操をがんばります。
あと、年に一度の振り返りを半年に一度にしたいと思います。
振り返る量が膨大になってしまうので、負担軽減のためです。